- 2024年5月20日
私の大切なふるさと🗻

皆さんこんにちは!リハビリテーション科 科長補佐の菊池です。新潟から理学療法士を志して山梨県の大学へ進学し、当院へ就職してから早10年となりました。都会に憧れ田舎から上京し今では好きな時に何でも揃う生活にすっかり馴染んでしまいましたが、麓から見る雄大な富士山や時間の流れがとてもゆっくりと感じる山梨県は私にとって第二の故郷です。
さて今回は、大学生活を満喫し、後に妻となる女性と出会えたそんな素晴らしい景観がたくさんある地方の話を少しさせていただきます。山梨に来て最初に驚いたのはお水がとても綺麗なことです。富士五湖周辺の水道水は富士山の湧水であり、特に有名な「忍野八海」は富士山に降り積もった雪が解け、地下の溶岩を通ってろ過され地上に出てきているとのこと。その年数なんと79年だそうです!そのため不純物が少なく透明で飲み水としても料理に使っても美味しくいただけます。また、晴れた日の夜に天を仰げば満点の星空が目の前いっぱいに広がり、それはまるでプラネタリウムでも見ているかのような光景です。こちらにいては味わうことの出来ない明かりの少ない田舎ならではの特権ですね。しかし雄大な自然と気持ちの良い空気が感じられる反面、場所によっては車がなければ病院はおろかコンビニに行くにも一苦労です。
また最近の大きな出来事として、今年の4月より「医師の働き方改革」が施行され、勤務医も残業時間や労働環境の見直しが行われました。医師の健康を守る働き方が推進される一方、平日夜間・休日の急患診療所や救急病院といった地域医療は大学病院等からの医療派遣によって支えられている面が大きく、地方の医療資源が少ない地域では夜間救急の中止や縮小、小児救急の中止など、受診する患者側にも大きな影響が出ているようです。地方と比べ神奈川県に住んだことで、体調を崩せばすぐ近くに病院が幾つかあり選ぶことができる、簡単に通うことも出来る、当たり前になっているそんな環境に有難さを感じています。
時間とともに変化するものが沢山ある世の中で、変わらないものも素晴らしいと思える場所がある事がとても幸せと感じる今日この頃です。みなさんも是非一度、日々の疲れを大自然で癒せる山梨県へ遊びに行ってみてください。
次回は生まれ育った新潟🍙🍶のお話しをお楽しみに!!