• 2023年11月20日

泣く子も黙る・・・

前々回に事務長の仕事をご紹介させていただきましたが、実は今年の3月までは小さなクリニックなため、事務長を置いていませんでした。現在事務長に就いていただいている冨田さんには、数年前に医療事務課課長として戻ってきていただきました。ただ、医療事務の仕事以外にも事務的な仕事が膨大にあり必然的に医療事務課課長である冨田さんにお願いすることが多く、またクリニックの全体的なマネジメントの補佐や従業員の労務管理等もお願いすることが多くなり、従業員数も増加したためこの4月から事務長に任命いたしました。彼女は、昨年医療事務課課長として忙殺される日常業務をこなしながら難しい医療経営士3級の資格をなんと初めての挑戦で取得されました。医療経営士の資格試験は、過去の問題等の情報がなく、また時事変化する医療状況や医療行政の知識が必要となる難しい試験でなかなか初回の挑戦では合格しないそうです。その難しい試験に初回の挑戦で合格する、しかも夜遅くまで日々の業務に忙殺される中での合格なので称賛に値する、と思います。そのような難しい試験でもあり、まだまだ女性で医療経営士の資格を取得される方が少ないこともあり、「月刊 医療経営士」という雑誌でもイケジョとして取材されました。また、同じ雑誌で“医療経営士としての視点からの医療改革”という記事も掲載されました。

いわゆる医療とは関係のない総務や人事、従業員の労務管理、外部との交渉・調整などをこなしていただいているのですが、彼女の仕事ぶりを見るといかに今まで自分がいい加減に行っていたのか、ということを実感させられダメ院長であったのか、ということに気づかされ勉強にもなります。と同時にとても自分一人ではこなせない、ということも感じています。

 また、従業員に対して厳しく指導すべきところで厳しく指導できない軟弱な院長に代わって厳しく指導して嫌われ役を担っていただき、今や泣く子も黙る切れ味鋭い事務長となっており、私を含め従業員一同日々怒られながら業務をこなしています。院長となっても職場で叱られ家庭で文句を言われ、と世の男性諸氏と変わりありません。

 患者様に良い医療を提供するには、提供する側である従業員を含め当院の体制がしっかりと機能していなくてはならないと考えています。そういう意味で事務長の役割は重要であり、従業員ともどもよろしくお願いいたします。

 何かお困りのことがあれば受付までご相談をいただければ、と思います。

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