• 2024年4月1日

新年度を迎えるにあたって

 先のブログで理学療法士の平井が「月日が経つのは早い」と述べていましたが、つい先日お正月を迎えたと思っていたらもう3月も終わり新年度を迎えようとしています。本当に早いものです。しかしながら、早く感じるのは皆一生懸命生きている証だとも思っています。

 新年度を迎えるにあたって、この3月、4月から当院では新しい仲間を迎えることができました。医療事務2名、理学療法士2名です。新しい仲間が増えることは、組織にとって良いことです。同じ人間だけで組織が動いているとどうしてもマンネリ化しやすく硬直しがちですが、新しい人が加わると色々な意味で刺激になり、組織が活性化されるためです。また人が増えるとその分、様々な問題も起きやすくなりますがそのような問題も一つ一つ解決していくことが組織の成長になるためです。新しい考えや行動、そして新しい人たちとの関わり合いがスパイスになりお互いに成長できるといいと思います。

 さて、話は変わりますが昨年8月のブログで夏休みに京都へ旅行に行った話をしました。その最終日に嵐山にある通称鈴虫寺、正式名称は「華厳寺」へ行きました。一年中鈴虫の音色を聞くことができるため「鈴虫寺」の名で親しまれています。四季にかかわらず鈴虫の音色を奏でるため、常時3,4000匹の鈴虫を飼育し続ける方法を編み出したそうです。ちょっとした生物学教室顔負けです。そこで禅宗の「茶礼」に基づいたお茶とお菓子を振舞われながら、ご住職の楽しくもためになる説法を聞いてきました。

コロナ禍の「自粛要請」にかけて「慈粛陽静」。

「慈」:弱い人への思いやりが大切でそのような人々を助けていくような気持で生活することが大切。

「粛」:心を引き締めて、礼儀正しく行動すること。

「陽」:笑うことが大切、笑う門には福来る。

「静」:一日に一度心沈めて合掌し、自分の心の声を聴くことが大切。

というような話でした。信心深くない私にも身につまされる説法で「自粛要請」はこりごりですが、新しい仲間を加えて皆で「慈粛陽静」を胸に地域医療に貢献していきたいと思います。

新しい仲間共々、今後ともよろしくお願いいたします。

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