• 2024年11月25日

医療機関の受診はマイナ保険証、マイナ受付の習慣へ

 

 事務長冨田より今回は健康保険証(以下「保険証」と略します)について時代の変化をまずはお話いたします。
 保険証は全国どの医療機関、自己負担のみ支払うために必要な大切なものです。
少し、保険証の歴史を振り返ってみたいと思います。
保険証は昔、紙で交付されていました。覚えていらっしゃるかたも多いかと思います。当時は1世帯ごとで1通しか発行されていませんでした。そのため保険証が手元にない家族は医療機関を受診することが困難でした。そこで遠く離れた単身赴任やお子様が進学などの理由で申請すると「遠隔地被保険者証」というもう1通特別な保険証を発行してもらっていました。
平成15年からは1人1枚のカード型に変化し、今に至ります。
当時から流れをご経験されているかたは、便利さを感じたと思います。
26年前私は社会人になり紙の保険証を受け取った際は、大人になった証として嬉しかった記憶があります。私達に大切な保険証が、令和6年12月2日廃止されマイナンバーカードを保険証(マイナ保険証)として利用することになります。
今までの保険証でいいのに・・・と思う患者様も多いかと思いますがマイナ保険証になることでメリットが増えました。

➀医療情報の共有化で質の良い医療が受けられる
初めて受診する医療機関・薬局でも情報提供に同意すれば、特定健診(健康診断結果)や薬剤・診療情報が医師、薬剤師等と共有することができます。薬の名前を覚えていなくてもデータを確認することができるため重複処方リスク回避など、より良い医療が受けられます。
②手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが不要
高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額(入院時の食費負担や差額ベッド代等は除く)が、1か月(1日から末日)で自己負担上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。(自己負担上限額は年齢及び所得によって異なります)従来は支給を受けるために、通常医療機関・薬局の窓口で一度全額を支払った後に、支給申請書を提出する必要がありました。事前に「限度額適用認定証」を申請することで、窓口負担を自己負担上限額に抑えることができますが、もし申請が間に合わなかった場合は、高額な費用を一時的に支払わなければいけません。しかしこれからは、マイナ保険証を利用すれば「限度額適用認定証」がなくても、保険診療に対しては限度額を超える分を支払う必要がありません。

 携帯電話が1人1台の習慣へ時代の変化があるように、保険証の習慣をマイナ保険証、

 マイナ受付のご協力をお願いいたします。 


※マイナ保険証の利用登録は当院の窓口カードリーダーで簡単に手続きができますので、

 いつでも受付 職員へお声掛け下さい。
※経過措置として発行済みの健康保険証は廃止日から最大1年間使用できます。

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